事業所配属後、約5カ月間の研修を受けた後、9月から現場の一員として勤務しています。初めて研修を受けた時は、あまりの専門性の高さについていけるのだろうかと不安になりましたが、段階的な知識定着が図れるカリキュラムのおかげで少しずつ成長。高校時代に学んだ知識も意外と役に立ち、改めて当社を選んで良かったと思いました。
現在は美浜発電所1、2号機廃止措置運転業務を担当し、一人前の運転員になるための実習に励んでいます。廃止措置とは、運転を終えた原子力発電所から使用済燃料などを取り出すとともに、施設を解体撤去し、これに伴って発生する廃棄物の処理処分や跡地を有効利用するための作業を行うこと。「美浜発電所」は今後、約30年をかけて廃止措置を行うため、一連の作業が安全かつ計画的に進められるよう施設の点検や機器の運転操作などを行うのが私の役割です。この仕事はコミュニケーションがとても重要で、中央制御室から現場スタッフと連携することもあれば、自ら現場に赴くこともあります。どんな状況でも確実に連携するためには、いつ、何をするのかを正確に伝える情報共有が大切だと実感しています。