大学で化学を学び原子力関係の研究をしていました。原子力関連と化学・薬剤分野に絞って就職活動を行い合同企業説明会で当社と出会いました。決め手となったのは人間関係の温かさです。説明会には先輩二人が来られたのですが、仕事に対する想いややりがいが感じ取れただけでなく、年が離れた先輩方たちの仲の良い雰囲気に「アットホームな職場」だと直感しました。出身大学の先輩が働いていることも安心感につながりました。

入社後は大学での学びが生かせる原子力発電所の放射線管理課に配属されました。

職場は規律正しく、測定器を点検するために発電所内を歩くときでも長袖長ズボンの作業服にヘルメット必須となっており、安全重視を実感しました。

発電所で使用する「水」の水質分析を行っています。原子力発電は、簡単にいえば「水」を熱して蒸気を作り、タービンを回転させて電気を作ります。蒸気となった水は再び冷やして循環させるため、発電所の水質管理はとても重要なのです。また水質分析に必要な試薬の濃度を調製したり、既存の試薬を混合させて新しい試薬を調製することも行っています。これには、大学で学んだ知識が役立っています。

仕事の中では毎日いろいろな発見があります。自分で仮説を立てて考え、実践し、検証することで効率的な手法や改善の発見につながり、次のステージに進んでいることが実感できます。成功も失敗も糧にしながら、一歩ずつ成長している実感が大きなやりがいになっています。