関電パワーテックは、従来の地球温暖化対策のゼロカーボンの流れと相まって、最近のロシアによるウクライナ侵攻や中東パレスチナ問題の激化により、エネルギー安全保障と電力の安定供給が今まで以上に求められていると考えています。1956年の発足以来、私たちはプロフェッショナルな技術者集団として、日本のエネルギーと電力供給の一翼を担い、安全で安定した原子力と火力発電設備の効率的な運用及びこれを実現するために必要な様々な商品とサービスを提供してきました。
私たちは経営理念の一つとして、「エネルギー事業の一翼を担い、お客様の信頼に応え続けます」と掲げています。関西電力の火力発電所での石炭灰処理から始まり、火力発電所から原子力発電所へと事業を展開し、現在は北海道から九州まで全国の新電力発電所とバイオマス発電所のお客様から事業パートナーとして選ばれており、事業エリアは日本全国へと拡大しています。さらに、海外のお客様の信頼にも応えるために、海外調達や発電所の運転管理などで海外事業展開を目指しています。
次に、「コンプライアンスを徹底し、企業の社会的責任を全うします」という理念です。私たちはこの理念を胸に刻み、関西電力の原子力発電所の関連設備の運転・保守と放射線管理、化学分析などの必要業務を遂行しています。さらに、東日本大震災以降の安全性向上対策に必要とされる設備の運転・保守業務を着実に進め、核燃料サイクル・核廃棄物の安全管理の一翼も担っています。
最後に、「人財と技術力で新たな技術領域に挑戦し、持続的な成長を実現します」という理念です。当社の最大の資産はプロフェッショナルな技術者集団です。このプロフェッショナリズムを強化するため、本店と事業所が連携してデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組んでおり、最先端の各種IT機器やロボット・ドローンなどの通信技術を現場に導入することで、常に新たな価値創造にチャレンジしています。
関電パワーテックは、日本全国及び海外のエネルギー事業、電力事業に関わる全てのお客様にとって、信頼できる事業パートナーとして選ばれるために、全社一丸となって挑戦し続けます。今後とも一層のご支援・ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 中島 宏